令和5年度曽於市自主文化事業 What’s So Funny ‘Bout JAZZ? ジャズって、何がそんなに面白いの?

令和5年度曽於市自主文化事業 What’s So Funny ‘Bout JAZZ? ジャズって、何がそんなに面白いの?

2024年3月10日㊐、曽於市末吉総合センターで『令和5年度曽於市自主文化事業「What’s So Funny ‘Bout JAZZ? – ジャズって、何がそんなに面白いの?」(天才ピアニスト”ゆうこりん”と天然ボーカリスト”エミリー”による愉快で楽しいジャズコンサート)』が開催されました。

以前にも曽於市より天文館ジャズスポット・リレットにジャズコンサートのご依頼を頂いた事があって、15年ぶりの企画となりました。

その時も素晴らしいミュージシャン達に出演して頂きましたが、今回もまたとっておきのお方にお声をかけさせていただきました♪

今ジャズ界で話題沸騰のユーチューバー、天才ピアニスト”ゆうこりん”こと 二見勇気 さん!
そして、天然ボーカリスト エミリー とのDUOコンサート。

出演者

しかも!今回の企画は、もっと楽しくジャズ音楽を楽しもう!(観る、聴く、参加する)をコンセプトに事前に一般からコンサートに参加していただけるミュージシャンを公募させて頂きまして、コンサートの中でジャムセッションステージを設け、演奏する方にも観る方にも皆さんに楽しんでもらいました♪

オーディションに合格された皆さん、その名も

The Kagosima Jazz Lovers

  • 🎷藤里央奈さん(アルトサックス)曾於市代表!高校2年生
  • 🎷原元祐太さん (テナーサックス)from JAZNIC PARK
  • 🎸木下一浩さん(ギター)
  • 🎸西野誠さん(ギター)
  • 🎸藤元勇行さん(ギター)
  • 🥁松井琢登さん(ドラム)from JAZNIC PARK
  • 🥁山下洸さん(ドラム)from 宮崎市 高校2年生
  • 🥁鈴裕一さん(ドラム)

そして、助っ人に鹿児島のピアニスト 博多俊輔さんと黒松錬太郎くんにも参加していただき、総勢12人でセッションさせていただきました!

第一部

まずは【1部】、solo とduoをたっぷりとお届けさせていただきました。

『A列車で行こう』で有名なデュークエリントンのナンバーで

  • スイングしなけりゃ意味がない(It don’t mean a thing)

時代を巻き戻し1947年、戦後間もない時期に流行ったこの曲、NHK連続テレビ小説のテーマとなった

  • 東京ブギウギ

を曽於市ブギウギバージョンで♪

そんな「東京ブギウギ」を歌った笠置シヅ子さん。
実は吉本興行と切っても切れない関係であったそうで、、吉本興行と言えば、鹿児島県民も大好き吉本新喜劇!
テーマソングである『Somebody stole my gal』(1918)という曲は、ニューオーリンズのデキシーランドジャズアレンジとなって1948年に生まれ変わった楽曲が使われているそうです。。
『恋人を取られて』という邦題の通り、男の失恋の情けなさを描いた曲だそうで、同じく1948年に同じようなテーマで描かれた名曲がありました。

  • テネシーワルツ

江利チエミさんが14才(1952年)の時に歌って日本でも大ヒットとなりましたね。

同じく1948年に11歳で「東京ブギウギ」を歌い笠置シヅ子の物まねをする子どもがいる!と一躍有名になった美空ひばりさん。
ジャズでも何でも歌いこなしてしまう天才過ぎる歌手 美空ひばりさんは江利チエミさんと同い年。
当時の歌手たちがどれだけ実力と才能に溢れた人たちだったか、、日本の音楽界の宝だったんですね。

そんな彼女が、ナットキングコールが亡くなった1965年に、彼をしのんでカバーアルバムを作られました。
その中に収録されているナンバーで、ディックミネさんやエノケンさんも日本語詞をつけて歌った

  • 月光値千金

後に、江利チエミさんもカバーしていました。

その頃、日本のテレビでは才能溢れるジャズメン達が音楽&コントの融合というエンターテインメントを確立させ、お茶の間に笑いと感動を届けていました。
その名も『シャボン玉ホリデー』生放送で生演奏、、現代のミュージシャンが見てもハナ肇とクレージーキャッツ、そしてザ・ピーナッツの信じられないほどのレベルの高さに感激してしまいます。
そんな番組でザ・ピーナッツのお二人が完璧に歌いこなしていたエンディング曲を

  • スターダスト

そして、1stステージの最後に、EMILYの原点でもある楽曲

  • 星に願いを

ウォルト・ディズニーのアニメ映画は戦後、日本に続々と入ってきて、日本語吹き替えとなり、日本の子どもたちにキラキラとした夢の世界を与えていました。
白雪姫の『いつか王子様が』と同様、「星に願いを」もジャズスタンダード入りし、ジャズミュージシャン達に愛されているナンバーですね。

ここで少しの休憩を挟んでから、2部の始まりです!

第二部

1部のジャズの名曲たちと、また真逆な路線で選曲してみました★
ファレル・ウィリアムスの名曲をジャズアレンジで

  • Happy

会場の皆さんとコーラス&手拍子で一つになりました!

さあ、ここからオーディション合格者「The Kagosima Jazz Lovers」とのジャムセッションステージ!!
まず1曲目は曾於市ネタをば!!
曽於市のコミュニティFMラジオ『SOO Good FM』にかけまして、「SO GOOD!!SO GOOD!」から始まるジェイムスブラウンの名曲。
そんなソウルフルでファンキーなナンバーをジャズアレンジでセッション!

  • I got you~I feel good

この曲をSwingで演奏した人の音源が一切出てこず、挑戦的なアレンジ⭐
鹿児島大学Cherry Island Jazz OrchestraとロックサークルKICKSを🎸掛け持ちしていたという二刀流の木下一浩さんにしかできない表現、ジャズを超えたパフォーマンスで盛り上げてくれました!
今回、宮崎市から参加してくれた高校2年生のドラマー🥁山下洸くん。
元気のイイ曲を若さとパワーある彼のドラムで表現してほしくて挑戦してもらいました!
実は以前、山下くんとEMILYは共演したことがあったんです!
2023年6月に宮崎市民文化ホールで行われた『ふらっと音楽祭 vol.20~MUSICAL SONGS CONCERT~』でご一緒したのに、この9か月ですっごくお兄さんになっていて気づきませんでした!
以前のコンサートではポップな楽曲でしたが、最近宮崎のジャズのビッグバンド『ニューサウンズオーケストラ』でドラムを叩くようになって、ジャズを学び始めたんだそうです。

そして、「I got you」と言えば、あのキメのフレーズがありましたよね!!
カッコ良くユニゾンしてくれたお二人♪

  • 🎷藤里央奈ちゃん(アルトサックス)
  • 🎷原元祐太くん (テナーサックス)

今回お二人には色々注文をしてしまって、宿題をこなしてきてくれました^^

アルトサックスの里央奈ちゃんは曾於高校の2年生!
実は、曽於高校の先生であるギターの西野誠さんと共に、今回オーディションに応募してくれたのです!!

続いて、ウォルト・ディズニー『白雪姫』から

  • いつか王子様が

定番ソング

  • On the sunny side of the street

春の童謡コーナー(Duo)

  • 花(春のうららの隅田川~ 日本語&英語ジャズアレンジ)
  • 春が来た(ゆうこりんジャズアレンジ伴奏でみんなで大合唱!)

サウンドオブミュージック メドレー(Duo)

  • エーデルワイス
  • ドレミのうた
  • Climb every mountain

アンコール

  • A列車で行こう(オーディション合格者も参加してのジャムセッション)

会場は満員御礼!!
普段ジャズを聴く人から、初めて!という方まで、様々な方がわくわくとした表情でステージを観てくださっていました。

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